✾ 補助的療法について

◆ 低周波通電療法

* 1971年、アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズで報道されて広まった「鍼麻酔」と同等の周波数が選択できる機種を採用。
* 1971年、アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズで報道されて広まった「鍼麻酔」と同等の周波数が選択できる機種を採用。

 皮下組織にとどまらず関節内部や深部へ到達した鍼に通電するため、身体表面に吸盤を貼り付けて行う低周波機器(SSPなど)よりも応用範囲が広いといえます。

 

当院ではこの使用目的として、

①脳内神経伝達物質の1つでモルヒネの6倍

 もの鎮痛効果があるといわれている、

 β(ベータ)エンドルフィンの分泌を促進。

②ゲート・コントロール説によるTENS(経

 皮的神経電気刺激法のこと)。

③EMS(電気的筋肉刺激法)による骨格筋

 トレーニング。

と、以上3つを使い分けております。

 


◆ テーピング療法

 伸縮性と非伸縮性の粘着テープを用途に応じて使い分けます。一般的に、伸縮性は身体の動作を促し、非伸縮性は関節の固定や身体のバランス療法として用います。

 

 尚、皮膚の弱い方のためにかぶれにくい素材を取り扱わせていただいております。場合によっては、アンダーラップ(画像のオレンジ色)を下地に巻く場合もあります。

 


◆ 吸い玉療法(吸角もしくはカッピング)

* 短時間で赤黒くうっ血する場合は、血のめぐりが悪いことを意味します。吸い痕は4~5日で消失します。
* 短時間で赤黒くうっ血する場合は、血のめぐりが悪いことを意味します。吸い痕は4~5日で消失します。

 喘息や気管支炎による咳やのどの痛みを和らげたい際に座位で行います。

民間療法的には、肺や気管支にこもった熱を外へ追い出すとのこと。

 当院では、あえて電動ポンプを使わず、燃料用アルコールに浸した綿棒に火をつけ、耐熱グラスの中の酸素を燃やし陰圧にした状態で、皮膚を吸引させる方法を採用。原始的ですが、吸い口も痛くないので愛用しています。25年以上の経験をもつ熟練者が行いますので、ご安心ください。

昔は、吸い玉の直後に小麦粉と酢で溶いた自家製湿布を背中に貼って処置したそうです。

 


◆ 遠赤外線照射療法

 患部の血流改善や筋緊張緩和を促進。また、「頭寒足熱」の概念に応用してみたり、灸頭鍼の代用で併用する場合があります。角度が自由自在で、使い勝手の良いコンパクトなものを採用してます。

 

 超音波と違い、心臓にペースメーカーの手術をされてる方にも安心して使えるのがメリットと言えるでしょう。


◆ リンパドレナージ療法

術後のリンパ浮腫、脚のむくみや静脈瘤(ジョウミャクリュウ)に対し、専用のエアーコンプレッサーで足⇒下腿部⇒大腿部の順に加圧していきます。


通常、イスに座って行うのが一般的とされていますが、当院ではより効果を上げるために独自のポジションを考案しました。画像は下肢用ですが、ほかに上肢用のパーツも取り揃えております。



◆ 筋・筋膜スラッキング療法

 1分間に1800回という、ハンディタイプの高頻度振動(波動)発生装置で、浅層部~深層部に至る筋・筋膜の緊張を弛緩させるため、主に股関節の回旋筋群や外転筋群に対して用いております。

 

 また、身体に振動刺激を加えると、内因性疼痛抑制機構が作用するため、局所鎮痛効果も期待できます。


◆ 音楽療法

 交感神経系と筋肉の過緊張状態を緩和させる(リラクゼーション)目的で、ヒーリング・サウンド・ミュージックを治療室内にて流しております。

 

 オーディオに詳しい患者さんより音の反響対策についていろいろと教わり、それを参考にしながらスピーカーを壁に取り付けてみたところ、以前のようなこもった音が払拭され、より自然な音質に生まれ変わりました。おかげ様です。